2018年2月に韓国で平昌冬季オリンピックが開催されました。
そして2020年の東京オリンピックへ向け日本が世界中から様々な分野で更に注目されることが予想されます。
我々金物卸商協同組合もこれを大きなチャンスと捉え地域から期待される役割を自覚し積極的に国内外問わず情報を発信し、また自らその場所に赴き語り、関係を築き、地場産業の継続的な発展の一翼を担うべく組合事業に取り組んでまいります。
我々を取り巻く環境はよりグローバル化し、国内においても業種や業態の境界線も薄れ、フェイクニュース、思惑を孕む情報が溢れかえっています。しかし我々は改めて各企業のアイデンティティーを再確認、再構築する事で恐れることなく正しい情報を、正しい方法で発信して行きましょう。
そして関係各所との連携を強化する事でさらにその情報に信ぴょう性を付加出来るものと確信しています。
そして我々は社業の発展に邁進することで地域の発展に貢献する集団であることを改めて自覚する時だと考えます。
現在組合企業は162社(3月末日現在)の企業、事業所が在籍しています。
各組合企業も時代の流れによって既に様々な形へと変化し、ひと括りに金物卸を表すことが出来ません。
組合に求められるニーズが多様化する中、実際は皆様に組合を支えて頂いている一面もある状況です。
今期は、前長岡理事長が取り組んでこられた、つくり手の皆さんとの連携強化をさらに推し進め、三条市、三条商工会議所、燕三条地場産センター、JETRO、NICO、燕三条貿易振興会、三条工業会をはじめ関係各所との連携を強化する事で組合企業へメリットをお示ししたいと考えています。
具体的な行動として、上記の関係各所と連携した形で国内外の展示会、商談会への参加を計画していきます。これらは参加するだけでは無く商談成立までのより効果的な動きを組合員同士で情報を共有しながら2年間かけて推進して行く方針です。
またこの取組は三条金物卸商協同組合が地域から現在求められる最重要課題であると認識しています。
「つくり手」の近くに「売り手」が居る事のメリットをより積極的に情報発信して行きます。
次に卸商として、商社としてお客様に提供できるメリットを見える化するために各組合員のサービスと強み、また扱う商品の紹介ページを充実させた情報発信型の組合ホームページへのリニューアルを計画して行きます。
これは関係団体との相互リンクとSNSとの連携をとる形で計画し、僅かでも全ての組合員にメリットがある事業にしたいと考えています。
そして上記2つの柱となる事業には長年組合に貢献いいただき5月に退職される事務局の梅田さんから現在引継ぎを受けている新職員を積極的に活用する事で人材育成を加速させる事が可能になり、その段階的なスキルアップが今後新たな事へチャレンジをされる組合員の皆様の一助になればと考えています。
組合員の皆様にはこれまでと変わらぬご支援とお協力をお願いするとともに、今後の組合事業に積極的にご参加、ご活用いただき共に新たな時代へ変化を恐れずに前進して行きましょう。
三条金物卸商協同組合 第13期理事長 中條 克俊