共に前へ、進め新しい時代に!

この度、三条金物卸商協同組合第15期理事長を仰せつかりました、株式会社山谷産業の山谷武範と申します。これから2年間どうぞよろしくお願いします。
金物卸といっても、会社規模・取扱品目・販売先とここまで多岐にわたる協同組合も全国では珍しいのではないでしょうか。
組合員の皆様の仕事におけるベクトルは各々違う方向を向いている中で、どうしていくことが皆様のお役に立てるのかをこれから2年間試行錯誤しながら、皆さんと一緒に金物組合を盛り上げていきたいと考えています。

卸としてなにができるか。
小さい企業が多いこの三条では、【スモールジャイアント】というキーワードが大切だと考えております。
金物卸の皆様が小さいけれど強い会社、小さいけれどキラリと光る会社になれるように、勉強会や視察などで見識を高め合いたいと思います。
そのためにはこれまで参加された組合員の皆様も、そして今まであまり参加されなかった組合員の皆様も組合活動に参加し、仲間を見つけ、アイディアを掴んで、会社に持ち帰って社業に貢献できる組合にしたいです。

次に金物卸の原点回帰として三条凧合戦(イカガッセン)への参加です。
三条の凧は巻凧と呼ばれ、芯棒を外してくるくる丸められるものです。芯棒を外すこと自体珍しいのですが、その昔全国に販売する際、沢山持って販売できるようにと金物卸商が職人さんに改良を依頼したことから、巻凧の歴史が始まったとのこと。
その三条凧合戦に参加しない手はありません!今年は間に合わないですが、来年は金物卸商のチームで参加し、翌年は各会社で参加という流れにできればと思っています。
組合で手を組んで一つの物事をやり遂げるのが難しいなか、みんなで凧を引く一体感、地元で凧を製作することは地域貢献にもつながりますし、歴史を伝えていく上でも非常に勉強になります。
来年に向け、今年は三条商工会議所青年部が企画して始まった匠の守護者に金物卸商のキャラクターを製作してもらい、来年揚げる凧に描きたいと思います。

また、組合独自で会場を借りての展示会やキャンプ場での動画撮影会など外部発信に向けた動画撮影を進めたいと考えています。
加えて中條前理事長が進めてきたホームページやSNSを活用し、発展させていきたいと考えます。

組合員の皆様にはこれまでと変わらぬご支援とご協力をお願いするとともに、今後の組合事業に積極的にご参加、ご活用いただき共に新たな時代へ変化を恐れずに前進して行きましょう。

三条金物卸商協同組合  第15期理事長  山谷 武範