去る令和5年2月22日13時半より三条商工会議所5階研修室において「経営者のためのマネーセミナー」が行われました。司会の中條総務委員長より開会の挨拶がなされ、ご自身の会社のエピソードを交え、セミナー講師の田辺健一氏を紹介されました。
田辺氏は株式会社タナベFP事務所代表取締役社長として、保険や資産運用等のコンサルティング業務に従事される傍ら、三条金物卸商協同組合の監事をお務めいただいております。
氏は、まずご自身が今の職に就かれるまでの経緯や、ご自身の性格を小学校の時の通信簿の評価を交えて自己紹介されました。
本題に入り、冒頭、仕事を辞めて引退すると年金のみの収入となり、どんなに現役で稼いでいても年金はたかが知れており、年金だけでは老後は不安だと「年金2,000万円問題」を例に提起されました。一生懸命働いても、安心して一生過ごせるお金を貯められていないのでは…とたいていの方は感じていると説明され、どうすれば退職後でも資産が増えて安心して一生を過ごせるかというお話をしていただきました。退職金が通常の所得と違う税控除があることや、同じ資産運用でも、会社経由か個人が直接行うかで税金の取り方が変わること、リーマンショックやコロナショックなど、一時的な不景気で物価が落ちるものの、世界は着実に物価が上がり世界経済は成長している、またインフレによって貯金をしているだけでは実質目減りしていること、日本と欧米では資産運用の考え方や実際の運用方法が違っていること、投資と投機の違いについてなど、例を上げたり、図を用いたりと、わかりやすく解説されました。氏の軽快な講演はあっという間に時間となってしまいましたが、受講者からの質問に丁寧に答えていただき、時間が過ぎても節税や資産運用についてしっかりと説明していただきました。
本セミナーの内容をもっと知りたいという方は、ぜひ田辺氏にご連絡ください。田辺氏の連絡先は金物組合事務局までお問い合わせください。