金子副会頭就任激励会

 去る2月10日(金)19時より二洲楼にて金子副会頭就任祝いが開催されました。
 中條総務委員長の司会で拍手に包まれながら金子副会頭が入場しました。着席後、中條総務委員長の開会宣言により、会はスタートしました。
 山谷理事長から開会の挨拶があり、組合としては今年初めてということから新年の挨拶をされるとともに、副会頭就任のお祝いの言葉を述べられました。理事長は前日までドイツに行っており、現地では日常生活に戻ったような雰囲気を感じたそうです。展示会では大手企業が出展していない状況で、ヨーロッパの景気が良くないことを実感され、アメリカの景気も後退している話も聞き、世界的に不況になるのではないかと感じたそうです。不況の波が日本に来る可能性があるかもしれないが、金物組合が一致団結して乗り越えよう、そして今日は注ぎ合って飲みましょうとも述べられました。
 続いて、中條総務委員長よりご来賓の紹介がありました。ご来賓は加藤敏敦氏と宮原洋一氏です。お二人とも当組合の顧問をしていただいております。
 加藤敏敦氏からご祝辞を賜りました。加藤氏からはこの会が始まる前に就任3か月が経つ金子副会頭に対して「慣れたかね?」と質問され、金子氏から「まあだいぶ慣れました」との返答をされたことをお話しされました。また加藤氏からは加藤氏ご自身がシマト工業株式会社の斎藤氏から副会頭になってくれと頼まれたことや、今回、金子副会頭が就任されるまでの経緯を述べていただきました。金物卸業界が会議所の中枢に入ることの必要性、さらには組合活動に限らず、商工会議所の行事にもっと多くの組合員企業が参加することの必要性を説かれました。また、このスピーチのために事前に調べていただき、これまでの会議所の会頭・副会頭に金物業界からどなたがお務めされていたかということをお話ししていただきました。
 続いて司会の中條総務委員長より髙森コーキ株式会社髙森社長からの祝電を披露しました。さらに続けて花束贈呈に進行する段取りでしたが、花束がまだ到着せず、後に予定していた金子副会頭の謝辞をすることとなりました。金子副会頭からは就任3か月が経過していく中で、新年会などを通じて、お会いしたことのない重役や業界の方と挨拶ができたことを述べられました。また、今回引き受ける前、7年前の兼古会頭就任の際にも副会頭就任の要請があったことを述べられ、当時は「とてもそんな身分ではない」とお断りされたエピソードをお話なさいました。今回2回目のお話は中條総務委員長からあり、会うだけのつもりだったそうですが、金物業界から副会頭がいるべきと感じ、覚悟を決めたとお話しくださいました。今期の副会頭は齋藤一成さんとともに前期に比べて若返ったそのパワーで、会議所から金物業界を盛り上げていきたい、さらに後に続く金物業界の人たちにも副会頭を目指してほしいと思うし、後輩の副会頭を育てることももう一つの任務なので、どうかよろしくお願いしますと抱負を述べられ、一同より大きな拍手が起きました。
 出席者一同で集合写真を撮影した後ようやく花束が到着し、山谷理事長から金子副会頭へ花束を贈呈しました。
 次第は乾杯に移りました。宮原氏からは、会議所の行事に参加することで金物屋が頑張っているなということを見せてやろうとおっしゃっていただき、金子さん就任をお祝いし、乾杯のご発声をしていただきました。
 会はしばし和やかな雰囲気で進み、出席者からも個別に金子副会頭へのお祝いの言葉をかけられ、さらに各自の近況や、楽しい会話、情報交換と、出席者一同は有意義な時間を過ごしました。
 会の中締めは髙波副理事長の挨拶で、山谷理事長と同じく、昨日ドイツの展示会から戻ってきたばかりとのお話をされました。現地で副理事長が感じたのは、物価が高いことでした(500mlのミネラルウォーターが約280円)。逆に日本では物価が安いと感じるけれども、賃金が上がっていない実態をドイツで認識したということでした。また金子副会頭とのエピソードを披露され、2度ゴルフで一緒になったときに金子さんはジェントルマンだと感じたとのことでした。副理事長の万歳三唱の合図で一同は中締めをしました。
 最後に加藤副理事長から閉会の挨拶がありました。副会頭が6年ぶりに金物組合から選ばれたことは非常にうれしく思い、金子副会頭が立ち上がったことで、次に続くべく金物組合の現役メンバーがしっかり運営し、さらに次の代に引き継ぐという、この流れを止めないよう危機感をもって続けていくことで、今一度三条に金物卸あり、と示していけるのではないかとの想いを述べられ、一同への参加のお礼と併せ、閉会の挨拶をされました。激励会はお祝いムード一杯の中、散会いたしました。